ゆっくり、が会話を生む?
愛媛県の松山市に滞在すると、乗らない日はないほど利用する路面電車。
この前、電車を待っているときにふと「あ、これ道後温泉行きだ」とつぶやいたら、その場にいた女性が「どちらから?」と話しかけてきてくれた。
そこからゆるゆると会話が生まれ、その女性が降りるまでの数分を一緒に過ごすことに。
- 日本文化が好き
- 能の舞台に立つことがある
- 俳句をたしなんでいる
などなど。
別の日には車内で男性がお遍路さんに話しかけていて、あれこれおしゃべりしている様子も見かけた(聞こえてきた会話の内容から初対面)。
都内やその近郊で電車に乗っていて、私は見知らぬ人と話すことはほぼない。東急世田谷線は比較的のんびりだった気がするけど、誰かと話したり話そうとしたりすることはなかったなぁ。同様に、箱根登山鉄道や江ノ電でも話さないな。
でも、松山では居合わせて話し始めることが自然にすら感じられた。
速度が遅いからか乗客数が少ないからか。路面電車のもつゆるやかさが、思いがけない会話をもたらすのだろうか。
- ほかのエリアの路面電車ではどんな雰囲気なのだろう
- 人が思わず話したくなる周囲のスピードはあるのかな
- 1車両しかない、こぢんまりとした空間の効果だろうか
- 土地柄?